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エディターズ・ノート

自然とともに生きてきた日本人に向く、製品開発の新領域

  • 中道 理
  • 2017/02/10 07:00
  • 1/2ページ

 生物的なアプローチで、製品開発を考えたらどうだろうか――。そんなきっかけで企画されたのが、2017年2月16日に開催されるセミナー「生物化するデザインとテクノロジー」です。

 高精度なセンサーとDeep Learningを始めとする人工知能(AI)技術の発達によって、特定の能力に限っては、ヒトの認知能力を遥かに超える機械が生まれつつあります。視覚や聴覚での研究が盛んですが、触覚、味覚、嗅覚へとその領域を広げつつあります。これは生物の機能を模倣してデジタル的に再現し、さらにオリジナルを超えていく動きとも捉えられます。研究者や開発者の皆様の意図とは逆かもしれませんが。

 生物を機能を模倣してデジタル的に再現して超越するーー。この観点で捉えた場合、まだほとんど手つかずで今後、様々なアプローチが始まりそうなフロンティアがあります。そう“体”です。

 これまでの人が作ってきた製品を考えてみると、筐体は、鉄などの金属、あるいは石油化学を駆使した樹脂で作られてきました。型さえ作れば、大量生産ができるからです。

 一方、生物の体は、もっと複雑で高機能です。小さな細胞そのものが工場となり、増殖し、その周辺の環境や細胞同士の関係性によって機能分化をします。あるいは、骨のような構造物も生成します。こうして出来上がった体は、総体としての生命を維持するために、自己修復を常に繰り返し、血圧やPH値、浸透圧、温度などが一定に保つように働く「恒常性」を持ちます。また、生命維持にとって危険な物質を排除するような機能もあります。

 こうした生物の体のメカニズムをデジタル的に模倣したら? 今までにない面白くて役に立つ製品が生まれるかも。少なくとも大きなヒントにはなるはずです。

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