ゴールデンウィーク直前ということで日本では見逃したビジネスパーソンも多かったようだが、調査会社の米International Data Corporation(IDC)が2017年4月27日(現地時間)、2017年1~3月期のスマートフォン(スマホ)世界出荷統計を公表した。前年同期比4.3%増の3億4740万台で、同社が事前に予想した3.6%増を上回る結果となった。メーカー別シェアでは22.8%で首位の韓国Samsung Electronics社が出荷台数では前年同期比0.0%、シェア14.9%の米Apple社が同0.8%増と横ばいから微増だったのに対し、シェア9.8%で3位の中国Huawei社(華為)は21.7%増、シェア7.4%で4位の中国OPPO社(欧珀)は29.8%増、シェア5.2%で5位の中国Vivo社(歩歩高)は同23.6%増といずれも20%以上台数を伸ばすなど、中国勢の元気の良さが目立つ結果となった(表1)。

表1●2017年1~3月期スマートフォン世界シェア
出所:IDC
表1●2017年1~3月期スマートフォン世界シェア
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 IDC社は同年5月3日には中国市場のスマホ出荷統計を公表していて、こちらは世界シェアの3~5位がそのまま1~3位に繰り上がり、Apple社が4位、中国Xiaomi社(小米科技)が5位、世界首位のSamsung Electronics社は5位圏外という結果になった(表2)。

表2●2017年1~3月期中国スマートフォン市場シェア
出所:IDC
表2●2017年1~3月期中国スマートフォン市場シェア
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