世界中でヒットを飛ばしている「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」。『日本経済新聞』(2015年12月22日付)によると、公開から同年12月20日までに週末興行収入が世界で5億2900万米ドル(1米ドル=118円換算で約624億円)に上り、「ジュラシック・パーク」シリーズの2015年公開作「ジュラシック・ワールド」が打ち立てた5億2500万米ドル(約620億円)を抜いて、史上最高を記録した。

 2016年1月9日の土曜日から上映が始まった中国でもフォースの覚醒の出足は好調だ。中国のネットメディア『Mtime』(2016年1月10日付)によると、公開初日の興行収入は2億300万元(1元=18円換算で約37億円)で、初日の成績としては「ワイルド・スピード SKY MISSION」の3億5000万元(約63億円)、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の1億9000万元(約34億円)に次ぐ史上3位を記録した。また、『SOHU.com』(2016年1月12日付)は、公開第1週の週末興行収入が3億4200万元(約62億円)に上ったと報じている。中国メディアは、フォースの覚醒が世界興行収入で歴代1位の「アバター」(27億9000万米ドル、約3292億円)、2位の「タイタニック」(21億9000万米ドル、約2584億円)を抜けるかどうかは中国市場の結果次第だが、滑り出しが好調だったことから、歴代首位に躍り出るのは確実だとの見方を示している。

中国でも「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」宣伝は大々的に行われている
中国でも「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」宣伝は大々的に行われている
上海の人民広場駅構内で2016年1月12日撮影。
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 さて、このフォースの覚醒、関連グッズの売り上げだけで世界で1兆円が見込まれるとも言われるが、中国の玩具業界にも巨額の売り上げをもたらすことが期待されているようだ。