2015年は、半導体業界に大きな衝撃を与えた変化の激しい年だった。そして、その影響は長く続きそうだ。いくつかまとめてみよう。

-2015年、半導体業界に起きたかつてない規模の整理統合。これは2016年も続くと予想
-製造装置からデバイスの製造、パッケージングサービスまで完結した半導体産業を自国に構築するため、中国の企業や投資家は可能な限りの速さでより多くの企業の買収を推進
-ウエアラブルシステムの爆発的な伸び(現時点では限られた商品の成功だが)と、モノのインターネット(IoT:Internet of Things)を取り巻く過大な売り込み

 我々Yoleグループ(Yole DeveloppementとSystem Plus Consulting、KnowMade)では、センサーやアクチュエーター、LED、パワーデバイス、イメージングデバイス、マイクロ流体デバイスなど半導体用のインフラを活用した、IC以外のデバイスの動向に日々注目している。そして、そこから新たなトレンドが見えてきた。2016年、何が予想できるだろうか。

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