4.下地処理

 カラフルなヘルメットを完成させるための準備ですが、塗装も安全性能に少なからず影響を及ぼします。帽体が重くならないように、できるだけ厚塗りを避け、1つひとつ丁寧に仕上げることを目指します(図10、11)。

 「目には見えにくいFRP特有のピンホールを、サーフェーサーの厚塗りで隠すなどはもっての他」だそうです。

図10 サーフェーサーの塗布
図10 サーフェーサーの塗布
手作業で1つずつ、ターンテーブルを回しながらスプレーガンで吹きます。
図11 水研ぎで表面を滑らかにします
図11 水研ぎで表面を滑らかにします
図11 水研ぎで表面を滑らかにします

 この工程を2回繰り返すと、下地処理が出来上がります。表面が滑らかでつるつるの、見慣れた帽体が現れます。