読者の皆様、あけましておめでとうございます。

 本年より、日経エレクトロニクスは編集体制が変わります。前任の今井の後を継ぎ、蓬田(よもぎた)が編集長になりました。今年もこれまで以上に、読者の皆様にとって価値のある情報をお伝えできるよう、編集スタッフ一同が最大限のパワーで取り組んでまいります。

 さあ、いよいよ2016年が幕を開けました。今年が読者の皆様にとって実り多い年になることを祈りつつ、今年の要注目イベントを展望していきたいと思います。

 まずは1月に米ラスベガスで開催される「2016 International CES」です。ここ最近は自動車に関する話題が注目を集めていますが、今年はどうなるでしょうか。

 昨年のCESでは、トヨタ自動車が前日の会見で、燃料電池車に関する特許の実施権を無償提供するという驚きの発表を行いました。またドイツAudi社が自動運転車をシリコンバレーからラスベガスまで走らせるというデモを行い、注目を集めました(関連記事)。今年も、「AI(人工知能)」など含め、自動運転車に関するトピックは数多く登場しそうです。

2015年のCES開幕の前日に、トヨタはFCV関連特許の無償開放を宣言した
2015年のCES開幕の前日に、トヨタはFCV関連特許の無償開放を宣言した
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