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元海外社長の工場経営四方山話

会社が潰れてから検討しても遅い

先手の経営管理

  •  高橋功吉=ジェムコ日本経営 常務理事 グローバル事業担当
  • 2017/05/11 05:00
  • 1/3ページ

 前回は、経営推進の基本となる経営計画の策定において、いかに裏付けのあるものにすることが重要かについて述べた。裏付けがなくては計画に基づいて経営を進めることなど到底できないからである。今回は、月々の経営計画を達成するために重要な、「先手の経営管理」について解説する。

「残念ながら会社が潰れました」

 どの企業でも月次で決算検討を行なっている。年間の経営計画を達成するには、まず月々の経営計画を達成していくことが基本になる。だからこそ、月々の計画が達成できたかを確認し、未達の場合はどうリカバリーするかを検討する。

 しかし、結果が出てからの検討では遅い。「残念ながら計画未達でした」「残念ながら赤字でした」「残念ながら資金ショートしました」「残念ながら会社が潰れました」「残念だったね」というような決算検討会を行なっても意味がない。覆水盆に返らずで、前月の決算結果が良くなることはないのだ。

常態化すると計画そのものが無意味に

 経営は月々の計画を達成し続けることが基本である。達成できなければ、それをリカバリーするために当初の計画から上積みが必要となり、翌月以降さらに厳しい取り組みが求められる。これを繰り返していると、当初の計画はどこにいったのか?ということになる。計画そのものが無意味になるのである。

 実際、経営が悪化している企業は、このような状態に陥っていることが多い。さらに具合が悪いのは、未達が常態化すると従業員が月々の計画達成などできないと思ってしまうことだ。こうなると、計画を達成するためにがんばろうという意欲もなくなってしまう。

 このような企業の場合、まずは1カ月でいいので、「どうすれば計画が達成できるのか」という達成パターンを経験することが重要。「こういうやり方をすれば達成できるのだ」と、皆が実感することで、毎月の負けパターンから脱却するのだ。

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