アジアが大会に注目、累計1200万人が動画を視聴

SuperCellのバティ・マリーニ氏(General Manager,Japan)
SuperCellのバティ・マリーニ氏(General Manager,Japan)
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 「6月以降は毎月8000人以上が予選に参加している。7月は1万人を超えた」と胸を張るのは、対戦型スマホカードゲーム「クラッシュ・ロワイヤル(クラロワ)」を配信するSupercellのバディ・マリーニ ジェネラル・マネージャーだ。

クラッシュ・ロワイヤルの画面
クラッシュ・ロワイヤルの画面
一手のタイミングが勝敗を左右する戦略的なゲームだ(出所:Supercell)
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 同社は今年5月から国内でクラロワの公式大会「クラロワ日本一決定戦」を始めた。オンラインで誰でも参加できる1次予選には毎月8000人以上が参加。これを2次予選で200人、準々決勝で18人、準決勝で8人と絞って月ごとに順位を決め、ポイントを与える。10月1日には累計ポイントの上位者など32人を招待し、「決勝大会」をリアルなイベントとして実施する予定だ。さらに決勝大会の優勝者には、年内に実施予定の「世界大会」への出場権を与える。

 クラロワはスマホの対戦型カードゲーム。全世界から対戦相手が自動で選ばれて戦う仕組みを取る。スマホゲームらしく1戦が3分で決着が付くスピーディさも特徴。「勝つためには戦略的なスキルだけでなく、カードを置く場所や、出す一瞬のタイミングなども大事。もともとeスポーツに向いている」(マリーニ氏)。

 Supercellがクラロワのeスポーツ対応を本格化したのは今年に入ってから。世界各国で各地で毎月トーナメントを開催、順位を決めるようにした。日本でも世界に習い、5月から毎月のトーナメントを始めた。