スポーツとテクノロジーの接点が急拡大している。ゴルフクラブやテニスラケットなど、スポーツギアの改良に先端テクノロジーを活用する取り組みは従来からあるが、近年、目覚ましいのがアスリートの「センシング」だ。試合中のパフォーマンスを映像からデータ化したり、高精度のセンサーを使って生体情報を直接取得し、パフォーマンスの向上や体調管理に活用したりするなど、先端テクノロジーを適用する対象がアスリートにまで広がっている。この大きな変化は、スポーツの世界にITやエレクトロニクス企業などの新規参入を呼び込む原動力となっている。今まさに“イノベーションの嵐”が吹き荒れる、「スポーツ×テクノロジー」の最先端を追う。