強い工場の担い手レベルチェック(定期的な作業内容の確認)

 では、管理者である人に伺います。あなたの工場では、教育・訓練で作業の質を一定に保つために、定期的な確認を行っているでしょうか? ここでレベルを確かめてみてください。

レベル5:作業手順や注意点などが明文化された作業標準書(もしくはそれに類するもの)を活用した教育や訓練を行っている。加えて、教育や訓練によって作業者が作業を正しく理解したかどうかに関して見極めも行っており、その結果によって作業認定を行っている。さらに、全ての作業に対して作業認定に有効期限を設けており、所定の期間が経過すると再度、作業認定をやり直す仕組みを運用している。
レベル4:作業手順や注意点などが明文化された作業標準書(もしくはそれに類するもの)を活用した教育や訓練を行っている。加えて、教育や訓練によって作業者が作業を正しく理解したかどうかに関して見極めも行っており、その結果によって作業認定を行っている。外観検査など一部の作業認定には有効期限を設けており、所定の期間が経過すると再度、作業認定をやり直す仕組みを運用している。
レベル3:作業手順や注意点などが明文化された作業標準書(もしくはそれに類するもの)を活用した教育・訓練を行っている。加えて、教育や訓練によって作業者が作業を正しく理解したかどうかに関して見極めも行っており、その結果によって作業認定を行っている。
レベル2:作業手順や注意点などが明文化された作業標準書(もしくはそれに類するもの)を活用した教育や訓練を行っているが、作業者が作業を正しく理解したかどうかに関して見極めを行うまでには至っていない。そのため、明確な形での作業認定も行っていない。
レベル1:作業手順や注意点などが明文化された状態での教育や訓練が行われていない。そのため、その結果として明確な形での作業認定も行っていない。

 自分のレベルを考えて、まずは1ランクレベルアップすることを目指して欲しい。