ムゲンコンボの手塚武です。この連載では「ソシャゲの秘密」を中心にゲームのプロデュースや企画のことをいろいろ語っていきたいと思います。一般向けにやさしく話していくつもりですので、お気軽にお付き合いください。
任天堂が3月3日に発売した新型ゲーム機「Nintendo Switch」(以下Switch)の販売台数が、3月末までの1カ月弱で274万台に達したと同社が明らかにしました。
当初の目標は200万台ですから、目標を大幅に超える好調と言ってよさそうです。国内の累計販売台数も3月末までに50万台を超えたという調査もあるようで、ゲーム業界にとっては明るい話題になりました。僕もローンチ時に早速購入してゼルダの伝説を子供と一緒に毎日チマチマと遊んでおります。
据え置き型とポータブル型のいいとこ取りのコンセプトが評価されたとか、ローンチタイトルの「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」が人気を牽引しているとか、夏発売予定の人気ソフト「スプラトゥーン2」のオンライン体験会を3月25日と26日に早くも実施し、これに参加したいがために本体を買った人が続出したとか、Switch人気には様々な説明がされているようです。
それらも含めてSwitchの素晴らしい点は幾つもあります。実は、あまり言及されていないけれども、僕が子供と一緒に実際の遊んでみてとても感心した機能があります。「ペアレンタルコントロール」です。今回はSwitchのこの機能が他のゲーム機と比べてもいかに画期的かをお話ししましょう。