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開発原理

プチ・アマノジャク

“開発の達人”が説く! 守るべき掟 #17

  • 多喜 義彦=システム・インテグレーション 代表取締役
  • 2017/03/31 05:00
  • 1/2ページ
イラスト:ニシハラダイタロウ
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 天邪鬼(あまのじゃく)というのは昔話に出てくる悪者のことで、人に逆らい、邪魔をする困った人、あるいは、へそ曲がりやひねくれ者のことを言う。

 どちらかと言えば悪いイメージではあるが、開発において、私はこの天邪鬼的な要素というか資質というか、そのような役割もある程度は必要であると思っている。つまり、少し天邪鬼のような視点を織り込んで開発を進めることも大切なのだ。

 言うまでもなく、開発とは顧客のニーズに対応することであるが、この時、顧客も開発者も、素直な気持ちで開発をすることが多い。

 しかし、素直な気持ちだけで開発が成立すれば万々歳だが、なかなかそうは行かないときもある。時々、顧客の中に天邪鬼がいて、開発者の気持ちを逆なでするようにクレームを言ったりケチを付けたりすることがあるのだ。クレーマーと呼ばれる、クレームを言うのが仕事のようなすごいクレーマーもいて、素直な気持ちだけで開発は成立しないのである。

 また、開発者の中にも天邪鬼はいる。皆と同じことを言うのが嫌で、誰かが何かを言えば必ず逆のことを言ったりする。さあこれで行こうという矢先に、ちゃぶ台をひっくり返すようなとんでもない難題を突き付けるのである。

 そのように、開発の周辺には天邪鬼がいて、足元をすくわれたり踏まれたりするような目に遭うのだが、通常、そんな輩に礼を言うはずもなく、まして何かを学ぼうと考えることはない。

 しかし、確かに天邪鬼は厄介だが、現実として、そのような事態に陥ることもゼロではない。つまり、天邪鬼の言うことも、念のために検証しなければいけないということだ。

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