米マサチューセッツ工科大学でバイオメカニクスを学んだ遠藤謙氏は、ソニーコンピュータサイエンス研究所に所属しながら、義足の開発を手掛けるベンチャー企業のXiborgを立ち上げた。障害は人間にあるのではなく、技術の方にある。技術の進化によって、障害という概念のない社会を実現したい。こうした思いを胸に取り組むスポーツ用義足や新興国向け義足の開発や、社会と障害者の向き合い方、2020年の東京オリパラ、その先にある未来について書き綴っていく。