1971年4月に創刊された日経エレクトロニクスは、今年で45周年を迎えました。創刊より、エレクトロニクス技術者の皆様とともに歩み、常に「最先端」の技術動向、イノベーションを報道してまいりました。
パソコン、携帯電話、スマートフォン、パーソナルロボット、ドローン、AI、IoT、そして自動運転車。エレクトロニクスから生まれたイノベーションは、いつの時代も社会を大きく変革する原動力となってきました。
そして現在、日本のエレクトロニクス産業は、以前にも増して大きな転換期を迎えています。
今こそ、先達のチャレンジ、偉大な業績に敬意を表するとともに、改めてそのイノベーティブな精神を若い世代に伝え、次世代の技術開発に生かしていくことが必要と考えます。
こうした想いから、日経エレクトロニクスでは、創刊45周年を機に「NEイノベーション・アワード」を継続的に実施することとし、今回のテーマを「アナログ技術」としました。本アワードは、日本の理工系研究室、およびエレクトロニクス分野のスタートアップ企業における「アナログ信号処理を中心とした技術研究」を応援する表彰制度です。
本アワードでは、2015~2016年に「日経エレクトロニクス」「日経テクノロジーオンライン」が取材した主要学会(ISSCC、VLSIシンポジウム、APEC、電子情報通信学会など)ならびに日頃の取材活動を通じて得られた技術情報の中から、国内の大学・研究機関、スタートアップ企業より生まれた次世代を担うことが期待される技術を編集部が候補として選出いたします。
選出された技術を審査委員会による審査を経て、最優秀賞などを決定、2016年12月に発表予定です。候補技術の詳細などは、今後とも、日経エレクトロニクス誌面ならびに日経テクノロジーオンラインで随時、紹介していきます。
「イノベーティブな精神を伝える」という本アワードの趣旨に賛同をいただいたアナログ・デバイセズ社の協力を得て、アナログ技術を生かした先端研究に真摯に取り組んでいる若い研究者にスポットライトを当て、メディアの立場から応援して参ります。本アワードに是非ともご期待ください。
日経エレクトロニクス発行人 望月 洋介
名称 | NE アナログ・イノベーション・アワード 2016 |
---|---|
選考対象 | 2015年~2016年にかけて「日経エレクトロニクス」「日経テクノロジーオンライン」が取材した主要学会ならびに日頃の取材活動を通じて得られた技術情報の中から、国内の大学・研究機関、スタートアップ企業より生まれた次世代を担うことが期待される技術を編集部が候補として選出。 |
選考分野 | アナログ技術を生かした信号処理の先端研究 |
選考方法 | 選考対象の技術の中から、日経エレクトロニクス編集部が最終選考の候補となる技術を複数選出。審査員による選考会を経て各賞を決定 |
スケジュール | 2016年7月~8月 候補の技術を選出 |
2016年10~11月 候補技術の詳細を「日経エレクトロニクス」および「日経テクノロジーオンライン」で報告 | |
2016年11月 審査員による選考会 | |
2016年12月 各賞の受賞者を発表 | |
2017年1月 贈賞式を開催 | |
主催 | 日経エレクトロニクス |
審査員 (敬称略) | 東北大学 原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)教授 (兼)マイクロシステム融合研究開発センター長 (μSIC) 江刺 正喜 |
京都大学 工学部 電気電子工学科 教授 原田 博司 | |
東京大学 情報理工学系研究科 研究科長 (兼) 工学部計数工学科 教授 石川 正俊 | |
アナログ・デバイセズ インダストリー&インスツルメンテーションセグメント シニアFAEマネージャー 永井 郁 | |
日経BP社 電子・機械局長 日経エレクトロニクス発行人 望月 洋介 |