今回も前回と同じく、パワーデバイス・イネーブリング協会(PDEA)が主催する「半導体テスト技術者検定」の過去問題を紹介する(本コラムの詳細はこちら、PDEAについてはこちら)。

 今回出題するのは、インターフェース・デバイスに関する問題である。システム・装置間のデータ転送を行うために接続部分に設けるのがインターフェースであり、パラレル転送方式を用いる「パラレル・インターフェース」とシリアル転送方式を用いる「シリアル・インターフェース」に大別される。インターフェース・デバイスは、高度に情報化された社会の基盤を支える重要なデバイスだ。

 本コラムでは、紹介する問題の難易度を1~5個の★の数で表しており、★の数が多いほど難しくなっている。今回の問題は難易度が★★★★★と最も難易度が高く、検定での正答率は46%である。幅広い知識を要求される問題なので、問題を解くだけでなく解説もしっかり読んで理解を深めてほしい。

【問題5】難易度:★★★★★

 装置間のインターフェースについて、(1)~(4)の中から正しいものを選びなさい。

 (1) PC向けのPCIバスはシリアル・インターフェースである。

 (2) PCとHDD間のインターフェースには、以前はSCSIやHDMIなどのパラレル転送方式がよく用いられていた。

 (3) PCI Expressは、複数本使用することで転送速度を向上できる。

 (4) ネットワークに用いられるEthernetはパラレル・インターフェースである。