ITで電源を進化させる新基軸
東大・桜井研究室の成果に高評価
日経エレクトロニクス(NE)は、2017 年10 月17 日、「NE主催 パワー・エレクトロニクス・アワード 2017(NEパワエレアワード2017)」の最優秀賞を決める審査会を開催した。同アワードは、日本の大学の理工系研究室とエレクトロニクス分野のスタートアップ企業の研究開発を応援する「NE イノベーション・アワード」の一環である。今回は、パワーエレクトロニクス分野を対象とした。最優秀賞候補は、6つの研究グループである。5人の審査員が、パワーエレクトロニクスの未来を切り開き、実用性が見込める成果を選んだ。白熱した議論の末、最優秀賞と審査員特別賞が決定した。審査会の様子をレポートする。
表彰式は2017年12月5日開催の「パワー・エレクトロニクス・サミット2017」で催された。
アワードを受賞した研究室
- 最優秀賞
東京大学 桜井研究室のメンバー
ゲート駆動にデジタル制御を適用、「パワエレIoT」実現に道 - 審査委員特別賞
長岡技術科学大学 伊東研究室のメンバー
マトリックスコンバーターの普及を加速、風力発電などのFRT機能を実現 - 読者賞
東京大学 藤本研究室のメンバー
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