『日経テクノロジーオンライン』の有料会員だけが読めるプレミアム記事の多くは、『日経エレクトロニクス』『日経ものづくり』『日経Automotive』の雑誌記事が占めていますが、決してそれだけではないのをご存じでしょうか。例えば最近の例ですと、2016年9月12日~17日に米国シカゴで開催された国際工作機械見本市「IMTS2016」に関する記事のうち、一部の現地取材記事は有料会員だけが読めるようになっています(記事の一覧ページはこちら)。

 例えば、「米国市場にIoT対応を前面に出す工作機械メーカー」という記事では、今回のIMTS2016で多くの工作機械メーカーがいわゆる「スマート化」に向けたコンセプトを提示していたことを紹介しています。具体的に各社がどのようなコンセプトを訴求していたのか、業界全体の動向はどのような状況なのか、それはぜひ実際の記事でお確かめください。

 新たな技術や取引先を探索する上で、多様な人やモノが行き交う展示会や学会は依然として重要な役割を果たしています。一方で、多忙なエンジニアにとっては展示会や学会に行く時間を確保することさえ大変になっていると聞きます。膨大な時間やコストがかかる海外ともなれば、なおさらです。日経テクノロジーオンライン有料会員であれば、現地で発信されている最新の動向を、職場や自宅、あるいは別の外出先などで手軽にチェックできるのです。

 そのような現地取材記事も多数含まれるプレミアム記事とはどんなものなのか。今回は2016年9月8日~21日のランキングと、編集部が厳選した注目記事を紹介します。

<ランキング>

1位 PHEVの開発中止は“光”になるか

燃費不正問題で次から次へと問題が発覚し、プラグインハイブリッド車(PHEV)1車種の開発中止という事態に追い込まれた三菱自動車。開発の現場は、異常ともいうべき状態に陥っていました。電動車両推進の方針を維持できるのか、今後の課題を『日経Automotive』が指摘します。


2位 感動を与えてこそソニー、VRには全力投球

(写真:栗原克己)
(写真:栗原克己)
電池事業の売却を決めたソニーが次に力を注ぐのはVRでした。2016年10月には「PlayStation VR」を発売します。VRでいかに顧客体験を高めていくのか、ソニー執行役副社長の鈴木智行氏に『日経エレクトロニクス』編集長が聞きました。


3位 ブレーキが軸、主役は2度変わる

自動車のブレーキメーカーがステアリングやパワートレーンなどの制御技術も取り込もうとする動きがあります。その背景にある「シャシー統合制御」について解説する『日経Automotive』の特集記事です。


4位 「材料の新大陸」を発見、東工大の細野氏ら 5位 1000億円単位の金が動く、2025年までにEVに搭載へ 6位 マイ半導体を数千円で、1個からの受託製造始まる

7位 まず冗長化、次に速く軽く 8位 ハイエンドスマホで有機ELが液晶を逆転 9位 フィルムで電池不要のタイヤ空気圧センサー 10位 84個のLEDチップで自在に配光

<注目記事>

時代の先端を行く「クルマづくり」、米Local Motors社が見せた

「3Dプリンターを使って車体部品を製作」「人工知能(AI)で自動運転を実現」「クラウドベースのオープンな体制で車体を設計」。米Local Motors社が、新時代のクルマづくりを披露しました。『日経ものづくり』による「IMTS2016」レポート。