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HOME新産業異業種連携北中萌恵の関西ものづくり日記 > 激化する地方発医療機器開発

北中萌恵の関西ものづくり日記

激化する地方発医療機器開発

  • 2017/03/21 05:00
  • 1/5ページ


 技術の異業種連携を推進するために必要なのが、特定分野の業界を熟知し、異分野で実績のあるものづくり企業のシーズがそこに合致し、しかもビジネスになるのか分析できる能力です。

 今回は医療分野においてそうした活動を進めている先端医療振興財団 医療機器等事業化促進プラットフォーム事務局 専任コーディネーター クラスター推進センター 調査役の黒木俊博氏に、 リンカーズ執行役員で大阪支店長を務める北中萌恵氏がお話を伺いました。第1回の今回は、最近活発化する医療機器開発の背景についてです。

先端医療振興財団 医療機器等事業化促進プラットフォーム事務局 専任コーディネーター クラスター推進センター 調査役の黒木俊博氏(左)とリンカーズ 執行役員 大阪支店長の北中萌恵氏(右)。(以下写真:大亀京助)
[画像のクリックで拡大表示]

北中氏:まず、先端医療振興財団について簡単にご説明ください。

黒木氏:先端医療振興財団は4つのセンター、いわゆる医療を行う「先端医療センター」、治験などの橋渡し研究を行う「臨床研究情報センター」、細胞製剤製造事業など再生医療の実用化に向けた活動を行う「細胞療法研究開発センター」、そして私たちの所属する「クラスター推進センター」で構成されています。私たちは文字通り、クラスターの形成がミッションです。神戸医療産業都市には、平成29年1月末現在で、334社の企業・団体が集積しています。

 クラスターは主に「医療機器」「医薬品」「ヘルスケア」の3分野で活動しています。全部で13人のコーディネーターが所属しています。

 情報提供の場として、勉強会といいますか、セミナーは定期的に開催しています。神戸市主催のセミナーもほぼ毎月開催され、我々「医療機器等事業化促進プラットフォーム」主催のセミナーも年に数回開催しています。

北中氏:私も、こちらに来たばかりのときにお邪魔しました。いろいろな企業さんがプレゼンされたり、注目の研究をされている方が講演されたりしていますよね。

黒木氏:最近はロボットリハビリとか、再生医療とか、そういうのが流行ですね。どのセミナーも、結構人が集まりますよ。誰でも参加できるオープンなものも多いです。中には医療産業都市に進出して頂いている企業のみを対象とするセミナーもあります。

 個別相談にも力を入れています。神戸独自の交流会や勉強会も、月に5~6件やっています。情報収集しようと進出して頂いた企業には、メールなどでそうした情報をお伝えしています。ほとんどのセミナーが誰でも参加できるものですし、興味があるものに参加していただければと思っています。

 そうしたサービスに加えて、平成26年の7月から技術のマッチングを始めました。その中で、企業のデータとかシーズをWeb上に載せたいものの、自分でやるにはなかなか手間がかかるし、そういうデータバンクもない、という課題がありました。そこにちょうどリンカーズさんとお話しさせていただく機会があったんです。企業のシーズをリンカーズのホームページに張り付けることは、リンカーズの理念に合うというか、企業のシーズを、ニーズを持つ企業に広めるということになる。そこで、提携をしました。

 神戸医療産業都市で活動していると、医療機器に参入したいというモノづくりの企業さんは多いと感じます。そもそも、医療機器業界が右肩上がりというのは、本当かどうかということもありますが、自社の技術を右肩上がりの医療機器業界で展開したい、新規に参入したいという企業からの相談は多くあります。まぁ、医療業界は外から見えづらい業界なので、やっぱり、新規に参入したいと考える企業は、何から始めていけばいいかわからないんですね。

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