技術系人材の流動化が進む中で、当のエンジニアは転職をどう捉えているのか。転職に何を期待し、何に不安を感じているのか――。
これを探るため、日経BP社は「エンジニア転職意識調査」を実施した。IT系、電子・機械系、建築・土木系の媒体が共同でWebアンケートを実施し、各分野のエンジニア672人から回答を得た。内訳は、IT系が407人、電子・機械系が122人、建築・土木系が90人、その他が53人である。この調査結果から浮かび上がった、今どきのエンジニアの“転職観”を紹介する。
技術系人材の流動化が進む中で、当のエンジニアは転職をどう捉えているのか。転職に何を期待し、何に不安を感じているのか――。
これを探るため、日経BP社は「エンジニア転職意識調査」を実施した。IT系、電子・機械系、建築・土木系の媒体が共同でWebアンケートを実施し、各分野のエンジニア672人から回答を得た。内訳は、IT系が407人、電子・機械系が122人、建築・土木系が90人、その他が53人である。この調査結果から浮かび上がった、今どきのエンジニアの“転職観”を紹介する。
エンジニアは、転職による人間関係の改善にどの程度期待しているのか。日経BP社の技術系媒体が実施した「エンジニア転職意識調査」の結果からは、期待があまり高くないことが分かる。
「転職すれば『労働時間や休日数などが改善される」と思いますか』」。エンジニアに尋ねたところ、71.9%が「いいえ」と回答。全体的に、残業削減や休日増などへの期待は薄いといえる。
「転職すれば、『今よりもやりがい・幸せを感じられる』と思いますか」。「エンジニア転職意識調査」では、「はい」が58.6%と「いいえ」をやや上回った。「はい」の割合が最も少ないのは40代だった。
エンジニアの多くは、転職による給与アップには期待を抱いていない――。日経BP社の技術系媒体が実施した「エンジニア転職意識調査」からは、そんな実態が浮かび上がった。
果たして転職はキャリアアップにつながるのか。日経BP社の技術系媒体が実施した「エンジニア転職意識調査」では、7割超がキャリアアップにつながると考えていることが分かった。
一昔前は、一つの会社を勤め上げることが望ましいとされ、転職を恥ずかしいと捉える風潮もあった。日経BP社の技術系媒体が実施した「エンジニア転職意識調査」の結果を見る限り、それは過去のものといえる。
転職は、優秀な人がするものか。この問いに対するエンジニアの意見は、真っ二つに分かれた。日経BP社の技術系媒体が実施した「エンジニア転職意識調査」の結果である。
50代エンジニアにとっての転職は、新しいスキルや経験を得られる挑戦よりも、これまでの蓄積を生かせるかが大事――。日経BP社の技術系媒体が実施した「エンジニア転職意識調査」から、そんな傾向が見えてきた。
転職時に給与を重視する人は世代を問わず多いが、その中でも40代が86%と最多だった。スキルや経験を重ねてきた自分を正当に評価してほしい、との思いが感じられる。
仕事だけでなく、プライベートでも責任が重くなる30代。他の年代よりも、転職時に「会社の将来性」を重視する傾向がある。
20代では、転職時に「社風・社内の雰囲気」を重視すると回答した人が2人に1人(50%)に上った。他の年代を大きく上回る。
IT系エンジニアは、転職時に他の職種よりも「社内でのエンジニアの地位」を気にしている人が多い。日経BP社が実施した「エンジニア転職意識調査」の結果で明らかになった。
日経BP社が実施した「エンジニア転職意識調査」の結果から、電子・機械系エンジニアは他の職種より「やりがい」を重視する人が多いことが分かった。
同じエンジニアでも、職種によって転職時に重視するものは異なる。日経BP社が実施した「エンジニア転職意識調査」の結果から、建築・土木技術者は「保有資格を生かせる」ことを重視する人が多いと分かった。