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高原直泰の社長奮闘記“いちゃりばちょーでー”

祝!沖縄県大会優勝、農業事業も順調に拡大

2016/07/28 00:00

高原 直泰

出典: 日経ビジネスオンライン、2016年7月4日
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

沖縄産のコーヒーを全国区に

(写真:岸本剛)

 沖縄SVは、強いサッカーチームを創り、Jリーグに昇格することが目標ではありません。あくまでも、スポーツを核として、地域産業を活性化し、沖縄の人々の暮らしを豊かにすること、そして、子どもたちに未来を提供することをビジョンに掲げています。

 このようなビジョンの元でいろいろな事業を展開し始めた中の1つ、農業への取り組みを紹介させていただきます。実は農業を事業に取り入れることはクラブ設立から始めていました。自然栽培農法で障害者の自立と耕作放棄地の再生を図る、一般社団法人農福連携自然栽培パーティ合同会社ソルファコミュニティと連携して事業をスタートしています。

 選手たちが、練習の合間に実際に田畑を耕し、農作物を自然栽培という農法にて丹精込めて作ります。引退した選手たちのセカンドキャリアとしても、可能性を拡げる取り組みです。既に試合会場で野菜などの販売もしてます。将来的には、地産地消のレストラン、子供たちへの食育スクールや農業体験などへの展開も実現していきたい。

(写真:岸本剛)

 写真にもありますが、僕は率先して農作業に携わっています。Jリーグは地域密着といっていますが、大都市クラブは別として、地方クラブは何がしか農業に携わる仕組みが必要ではないでしょうか。

 もう1つ、“メイド・イン・沖縄”のコーヒー豆の生産も目指しています。日本でのコーヒーはほぼ輸入ものです。実は北緯25度から南緯25度までの赤道を中心としたコーヒーベルト地帯と言われるエリアで、主に世界のコーヒーは生産されます。日本ではかろうじて小笠原諸島と沖縄がコーヒー豆の生産エリアです。

 沖縄では台風の影響もあり、なかなか安定生産ができていないのが実情です。ですが、長年、コーヒーの安定生産と商品開発を行ってきた沖縄珈琲生産組合と連携をしながら、沖縄県産のコーヒーの生産や販売、PRのサポートしていきたいと思っています。それが沖縄県やうるま市の新しい産業、新しい観光の目玉になれば、まさに地域貢献、地域活性化につながると思っています。

 またある調査によると、練習前にコーヒーを飲むことで、持久力がアップし、また脂肪燃焼の観点からも効果的だといわれています。コーヒー好きの僕にとって興味深い、新しい試みに挑戦しようと思っております。

 コーヒー事業に関してはまたあらためて、詳しくお話しさせていただきます。

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