イントランスHRMソリューションズ 代表取締役 竹村孝宏氏
イントランスHRMソリューションズ 代表取締役 竹村孝宏氏
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 同じ言葉を伝えても、響く人と響かない人がいます。できるリーダーは、メンバーのタイプを見て接し方を変えています。例えば、「大丈夫だ」「頑張れよ」と言ったときに「勇気づけられた」と捉えるメンバーと、逆にプレッシャーを感じてしまうメンバーの両方が存在するからです。

 「やればできるじゃないか」という言葉は、聞きようによっては、「普段はできていないが、今回やっとできた」という意味に受け取ることもできます。リーダーは、メンバーの性格や行動に合わせたアプローチを心掛けなければなりません。同じ言い方でも、相手によって捉え方が変わってしまうのです。

 米国の行動心理学者ウィリアム・M・マーストン博士は、 人の行動パターンを4つに分類した「DiSC理論」を提唱しました。

D:主導型(Dominance)タイプ
i:感化型(influence)タイプ
S:安定型(Steadiness)タイプ
C:慎重型(Conscientiousness)タイプ

 これら4つのタイプの特徴とタイプ別のアプローチは次の通りです。