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HOMEスキルアップIoTを活用した 「スマート工場」のつくり方 > 「デジタルツイン」はなぜ必要なのか

IoTを活用した 「スマート工場」のつくり方

「デジタルツイン」はなぜ必要なのか

第8回 デジタルツイン

  • 高安 篤史=コンサランス、サートプロIoT技術講師、中小企業診断士
  • 2017/10/23 11:18
  • 1/3ページ
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高安 篤史=コンサランス、サートプロIoT技術講師、中小企業診断士

 「つながる工場」をさらに発展させ、真の「スマート工場」にするための考え方として、「デジタルツイン」があります。一部ではCPS(Cyber Physical System)も、ほぼ同意で使われることがあります。「デジタルツイン」の考え方のキーワードは、「つながる」「考える」「リアルタイム」「カスタマイズ」です。

 デジタルツインでは、下の図のように物理(フィジカル)空間(図の上半分)での工場や製品の将来的な動きを、デジタル空間(図の下半分)にリアルタイムで正確に再現します。これにより、精度の高い設計や生産、サービスを可能にするのです。例えば、「設計が完了したら5分後に検証が完了。物理的なものを作り出せ、物理的な変化がリアルタイムにデジタル空間へフィードバックされる」ことが可能になります。

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図●デジタルツイン

 この図に示した通り、デジタルツインでは生産管理システムに加え、IoT(Internet of Things)の中核技術である、人工知能(AI)や自動化(ロボット)、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)などの基本技術も重要になります。加えて、物理空間上の生産設備やシステム、もの(製品)をデジタル化することはもちろん、プロセスをつなげ、情報やサービスの視点で、将来的なライフサイクル全般の予測をも含めた総合的な管理が必要になります。

 さらに言えば、これらの新しい技術の基盤となる、図中のBOP(Bill Of Process)やPLM(Product Lifecycle Management)、ALM(Application Lifecycle Management)、SLM(Service Lifecycle Management)の考え方を理解することもポイントです。

・BOP(Bill Of Process)
 工程表と呼ばれることもあります。製品の製造を含めたプロセス全体の関連や構成をまとめたものです。

・PLM(Product Lifecycle Management)
 「もの」の視点で、製品の開発・生産・保守に渡るライフサイクル全般を管理します。

・ALM(Application Lifecycle Management)
 「情報」の視点で、ソフトウエア全般のライフサイクルを管理します。そうすることにより、開発・生産全般を適切に把握します。

・SLM(Service Lifecycle Management)
 「サービス」の視点で、サービスのライフサイクル全般を管理し、顧客の満足度を高めます。

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