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山崎大地の宇宙はビジネスの宝庫だ

日本初の民間宇宙管制センター

  • 山崎 大地=国際宇宙サービス(ASTRAX)代表取締役社長・民間宇宙飛行士
  • 2017/12/04 05:00
  • 1/6ページ

 15年ほど前、私は米国テキサス州ヒューストンにある米国航空宇宙局(NASA)のミッションコントロールセンターの中にある国際宇宙ステーション運用管制センターで仕事をしていました。そこは、管制センターの中でもフロントルームと呼ばれ、文字通り宇宙とつながる最前線。管制卓のデザインも格好良く、非常に使いやすいものでした。また管制室だけではなく、廊下の壁に掛かっている写真やプレート、入り口のセキュリティーの鍵やドアに至るまで、全ての演出が素晴らしいものでした。そこかしこでNASAの宇宙開発の歴史や伝統を感じることができ、古い建物の中がまるでハリウッド映画のセットのように未来的なデザインで統一されている本当に夢のある職場でした。ひとたびミッションコントロールセンターの建物に入ると、映画俳優になった気分で、いつでもワクワクしながら仕事をすることができました。

 その後、日本の茨城県つくば市にある筑波宇宙センターに戻った私は非常にショックを受けました。普通に事務机が並び、書類が山積みになり、コンピュータの画面はブラウン管のまま。廊下は殺風景で、多額の税金を掛けた割にはあまりに普通すぎる感じだったのです(現在はリフォームされてもう少し格好良くなっているようです)。

 そんな思いが強く、いつか自分が会社を作り、ビジネスが軌道に乗り出したら、必ずあのNASAのミッションコントロールセンターのような管制室を自前で作りたいと思っていました。そしてついに2017年、本格的に管制室がほぼ完成し、少しずつ機能し始めたのです。

15年前のNASAの国際宇宙ステーション運用管制室
15年前のNASAの国際宇宙ステーション運用管制室
写真:ASTRAX
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