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山崎大地の宇宙はビジネスの宝庫だ

飛行までの待ち時間も楽しめる宇宙旅行

  • 山崎 大地=国際宇宙サービス(ASTRAX)代表取締役社長・民間宇宙飛行士
  • 2017/07/10 05:00
  • 1/4ページ

 2005年に販売が始まった米Virgin Galactic(VG)社の宇宙旅行。当時は2008年に商業運行が始まり、宇宙旅行に行けるようになると言われていました。その後、開発の遅れや開発中の事故などの影響により、現在では商業運行の始まりは2018年と言われています。

 2005年に販売が始まったとき、世界で合計100人(日本人枠は2人)の宇宙旅行者が同時に募集され、その人たちは現在では「ファウンダー宇宙飛行士」と呼ばれています。まだ宇宙船も宇宙船の発着場も影も形もない時にVG社の計画を信じて契約した人々で、他の契約者とは異なる特別な扱いを受けています。現在では何人かが高齢などの理由により解約しておりますが、後からこのファウンダー宇宙飛行士の100人に加わることはできません。

 101人目以降の契約者については、VG社の代理店となった旅行会社(日本ではクラブツーリズム・スペースツアーズ)を通じて契約することになっており、現在までに全世界で約700人がVG社の宇宙船「Unity」に搭乗するのを心待ちにしています。また、旅行代金をまだ払っていない、あるいは途中まで払ってある人も含めると、予約者は10万人を超えています。世界中には本気で宇宙に行きたいと思っている一般人がたくさんいるのです。一方日本では、VG社の宇宙旅行に申し込んでいる人はわずか30人程度。まだまだ夢だと思っている人が多いのが現実です。

 そこで今回は、実際のVG社の宇宙船を見ることで、少しでも宇宙旅行が現実のものであるということを感じていただければと思います。

 VG社では、宇宙旅行に契約している人向けに、年に数回、米国カリフォルニア州モハヴェにあるUnityの開発工場の見学会や、開発者や宇宙旅行者同士の交流会、米国ニューメキシコ州にある宇宙船の発着場「Spaceport America(スペースポートアメリカ)」の見学会など、各種イベントを用意しています。特に2015年の事故の後は、小規模なイベントが頻繁に行われるようになっています。

 一番最近では、2017年4月3、4日にモハヴェでUnityの見学会が開催され、筆者もUnityの搭乗者の一人として参加したので、その時の状況をお伝えします。

Virgin Galactic社の宇宙船開発工場
Virgin Galactic社の宇宙船開発工場
写真:ASTRAX
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