連載趣旨
 日本を代表する研究機関である産業技術総合研究所。世界的にレベルの高い数々の成果を上げ、現在も数多くのテーマについて事業化を視野に入れた研究開発が進む。そして、研究開発された技術を事業化に結び付けるための取り組みも盛んだ。産業技術総合研究所は使命として、日本の科学技術・産業技術を先導するだけでなく、そこから得られた研究成果を技術シーズとして事業化することも掲げるからだ。果たして、産総研で研究開発が進む技術でどのようなことが可能になり、いかなる未来が開けるのか。

 本コラムは、産業技術総合研究所で事業化を視野に研究開発が進む技術や実現に向けた取り組みに焦点を合わせ、産業技術総合研究所が有する技術ポテンシャルを連載で紹介する。