2016年8月からブラジル・リオデジャネイロにおいて「第31回オリンピック競技大会」と「リオ2016 パラリンピック競技大会」が開催される。トップアスリートたちが肉体的・精神的な強さを競うこの場には、選手の能力を最大限に引き出し、大会を円滑に運営するために数多くの最先端技術が集う。選手が使用する競技用具や身に付けるウエア、トレーニングに役立てる解析技術、競技場の設備や採点システムまで、本特集では、2020年東京五輪・パラリンピックも見据え、五輪の場でトップアスリートとともに戦うさまざまなテクノロジーを紹介する。
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五輪で戦うテクノロジー
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リオ五輪にタムラ製作所の22.2ch音声卓
日本放送協会(NHK)は、2016年8月6日からブラジルで開催されるリオデジャネイロ五輪の開会式などについて、8Kスーパーハイビジョンの試験放送を行う。そこで使われるとされるのが、世界初の22.2マルチチャンネル音響に対応する音声中継車「SA-1」だ。タムラ製作所は、この22.2マルチチャンネル音…
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「着れば北島になれる」練習用水着、五輪選手をサポート
2008年の北京五輪で一世を風靡(ふうび)した、英Speedo社の競泳用水着「LZR Racer(レーザー・レーサー)」。着用した競泳選手が次々に世界新記録を達成したことで、同水着はトップアスリートの標準となった。このレーザー・レーサーに対抗する水着素材を開発し、一躍有名になったのが山本化学工業だ。…