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世界が驚く日本の微細加工技術

「痛くない注射針」はなぜ痛くないのか

社会に役立つ微細加工技術[第8回]

  • 片山 和也=船井総合研究所 上席コンサルタント グループマネージャー(執筆協力・技術協力:微細切削加工研究所)
  • 2017/07/17 00:00
  • 1/2ページ

「痛い!」を感じる、痛点ピッチよりも小さな注射針を造れ!

 微細加工技術は、具体的に私たちの身の回りでどの様に役に立っているのでしょうか?最も分かりやすい例の1つが“痛くない注射針”です。この注射針は、なぜ痛くないのでしょうか?

 そもそも、注射針を刺して「痛い!」と感じる原因は、皮膚面に分布する痛さを感じる感覚点「痛点」に注射針が当たるからです。そしてこの「痛点」は1c㎡当たり100~200個、皮膚表面に高密度で分布しています。この痛点をできるだけ避けられる、より細い注射針を造ればよいのです。それが図1に示すテルモの痛くない注射針「ナノパスニードル」です。

図1 痛くない注射針
図1 痛くない注射針
出典:テルモ社Webサイト

 ちなみに人間の目で識別可能な寸法は0.3mmまで、といわれています。従って、0.3mmよりも小さな形状を加工する技術は、形状に対しての微細加工技術と定義してよいでしょう。

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