量子ドットとマイクロLEDが、ディスプレーの新技術として注目されている。特に、液晶や有機ELへの巨額投資が続いている中国では、フレキシブル有機ELの先に来る新技術として、中国各地で開催されるカンファレンスやセミナーの場で熱く議論されている。また、大学や研究所、さらにはディスプレーメーカーの研究部門も積極的な研究開発をしている。この状況は、日本にいるとなかなか分からないが、米国で開催されるディスプレー最大の学会「SID」や、中国・台湾の展示会やセミナーに行くと、多くの講演や発表を目の当たりにする。韓国のディスプレー大手2社も着実に開発を進めている。

 こうした海外のホットな状況を知るには、現地に出て、生の情報を見聞きすることが必要である。直近でも、例えば中国・上海で8月4日に関連イベントが開催される。