中国・上海でディスプレー関連のイベント「2017国際新型ディスプレー技術展」および「2017国際新型ディスプレー技術フォーラム」が、2017年4月25~27日に上海世博展覧館で開催された。いずれも今回初めて開催された第1回のイベントである。中国のディスプレー業界団体の中国光学光電子行業協会液晶分会と中国Reed Exhibitions Kuozhan社が提携して開催した。

 中国のディスプレー産業は急速に拡大しており、数多くのパネル工場が中国各地において急ピッチで建設されている。同時に、ディスプレーの産業基盤を構築する様々な動きが活発になっている。今回の新規イベントも、その一例である。

 上海では例年この時期に、半導体の実装・検査・測定関連の展示会「NEPCON China」とタッチパネル関連の展示会「C-Touch」が開催されており、ここに新たにディスプレーの展示会が加わった形である。国際新型ディスプレー技術展には、パネルメーカーから中国のBOE Tchnology Group社、Tianma Micro-electronics社(天馬)、Truly社(信利)が出展した(図1~図3)。こうしたパネルメーカーの出展によって、同時開催の展示会も含めて一連のイベントの賑やかさが増し、エレクトロニクス産業全体の拡大を印象づけていた。

図1 BOE社の展示ブース
図1 BOE社の展示ブース
(写真:筆者が撮影)
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図2 Tianma社の展示ブース
図2 Tianma社の展示ブース
(写真:筆者が撮影)
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図3 Truly社の展示ブース
図3 Truly社の展示ブース
(写真:筆者が撮影)
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