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ものづくり基礎から徹底 コラム編

信頼性のMTBFか、整備性のMTTRか

第30回 生産設備の実力の測り方

  • 西村 仁=ジン・コンサルティング 代表、生産技術コンサルタント
  • 2017/05/01 05:00
  • 1/2ページ
西村 仁=ジン・コンサルティング 代表、生産技術コンサルタント
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 設備や人手で造る製品の良否の実力を表す「良品率」と「直行率」について前回紹介しました。今回は、製品を造り出す生産設備の稼働の実力を、いかにして表すのかについて話しましょう。

 いくら良品率が100%でも、故障やその他のトラブルで、生産ラインがひんぱんに止まるようでは困ります。この稼働の実力は次の2つで表します。1つは故障やトラブルによる停止を起こさせずに、動かしたいときに問題なく稼働すること。もう1つは、故障が起きても早期に復旧できること。この2つを数値化したものが「MTBF」と「MTTR」です。

 MTBFは「Mean Time Between Failure」の略で、「平均故障間隔」と訳します。通常は英文字をそのまま「エム・ティー・ビー・エフ」と呼びます。例えば、MTBFが100時間の設備であれば、「100時間は連続して使用できること」を表します。見方を変えれば、平均して100時間ごとに故障が発生することになります。すなわち、この数値は大きいほど「信頼性が高い」ことを意味します。

 ただし、設備単体の実力を表すので、公差を超えた規格外寸法の材料を投入したり、作業者が間違った使い方をしたりして停止した場合は除外します。

 一方、MTTRは「Mean Time To Repair」の略で、日本語では「平均修理時間」です。通常は「エム・ティー・ティー・アール」と呼びます。これは故障やトラブルによって停止してから生産設備が復旧するまでの時間、すなわち修理のしやすさを表します。例えば、MTTRが30分の設備は「故障してから30分で復旧すること」を意味するので、この数値は小さいほど「整備性が良い」ことを意味します。

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