【問題】IoT製品のデータ(情報)保護はセキュリティー上、重要である。そのため、データ(情報)が漏えいしても解読できないように、また通信途中でデータ(情報)が解読されないように、暗号技術を利用することがある。暗号方式には、暗号化と復号に同じ鍵を使用する共通鍵暗号方式と、暗号化と復号に異なる鍵を使用する公開鍵暗号方式がある。また、それぞれの長所を生かしたハイブリッド方式も一般に利用されている。それぞれの方式における鍵の数に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

ア 共通鍵暗号方式を単独で利用する場合には、通信接続の相手ごとに鍵を生成/管理する必要がある。

イ 共通鍵暗号方式で必要な鍵の数は、「人数×(人数-1)」となり、公開鍵暗号方式では、鍵の数は 「人数×(公開鍵+秘密鍵)」となる。

ウ ハイブリッド方式では、1回の通信ごとに有効な共通鍵を使用するため、継続的に管理する鍵の数は「人数×(公開鍵+秘密鍵)」となる。

エ 4人でそれぞれ1対1で通信を実施する場合、合計の鍵の数は共通鍵暗号方式に比べ、公開鍵暗号方式の方が多くなる。