最適な文字タイプと文字サイズを選択

 続いて、[4]の対策です。企業内で、または、技術者のあなたが文字のタイプを決定しましょう。図2を見てください。当事務所のクライアント企業では圧倒的に右側、つまり、「MSPゴシック体」を採用しています。どちらでなければダメということはありませんが、社内での混在はお勧めできません。また、各学会でのプレゼンも、右側が多いと聞いています。

図2●文字のタイプ
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図2●文字のタイプ

 次は、文字の大きさの選択です図3。当事務所のクライアント企業では、パワーポイントの各ページ左上の表題は「24ポイント」、中味の文字は「20ポイント」にそろえています。続いて、行間の選択図4。行間は「1.5」、もしくは「1.2」にしています。

図3●文字の大きさ
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図3●文字の大きさ

図4●行間の選択
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図4●行間の選択

 最後に、幅の選択へと続きます。図5のA~Cのうち、あなたはどれを選択しますか。当事務所のクライアント企業における幅は「B」です。しかし、幅が狭くなるほど情報量が不足するので、「C」を選択して左右に並べるスタイルも多く採用されています。賢いですね。

図5●幅の選択
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図5●幅の選択

 以上の文字に関しての推奨を図6にまとめておきました。

図6●まとめ
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図6●まとめ