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鵜飼育弘のテクテク見聞録

新デバイス開発に貢献、スクリーン印刷技術

  • 鵜飼 育弘=Ukai Display Device Institute
  • 2017/12/06 05:00
  • 1/6ページ

1. はじめに

 スクリーン印刷機メーカーのセリアコーポレーションを中心とするSERIAグループが内覧会「2017 EXPO SERIA WEST」を、グループ会社であるセリアエンジニアリングの各務原工場(岐阜県各務原市)で2017年10月25~27日に開催した(内覧会のウェブサイト)。筆者は会期初日の10月25日に「未来のディスプレイ技術は?」と題して講演する機会を得た。その概要を簡単に紹介するとともに、同内覧会で筆者が興味を持った展示について報告する。

2. 「未来のディスプレイ技術は?」

 まず、筆者の講演の概要について。人間の五感の1つである視覚は、他の感覚に比べて細胞の数および情報伝達の速度が桁違いであり、情報の80%は視覚から得ているといわれている。人間の目と機械とのインターフェースであるディスプレーは、人間の生活になくてはならない存在である。ところで、筆者は数年前まで、ある大学でディスプレー工学を教えていた。その後、ディスプレー産業の中心がアジアに移行したことで、大学の授業として「ディスプレー工学は不要」とされたのだが、その決定と判断を下した人には唖然とした。

 さて、最近フレキシブルディスプレーが話題になっているが、現状のディスプレーの製造方法は「グリーンプロセス」の観点からはほど遠い(グリーンプロセスの詳細はこちら)。筆者は講演で、「理想的には、基板はセルロースナノファイバー、駆動TFTは有機半導体、ディスプレーは液晶」と述べた。製造方法は、印刷技術を用いたロール・ツー・ロールが最終目標である。

 また、マイクロLEDや量子ドットLEDが最近話題になっているが、いずれもニッチマーケットにとどまり、主流はTFT液晶ディスプレーに変わりないと筆者は見ている。ただし、半導体レーザーが3色そろったのでスマートフォンへの搭載が期待されるピコプロジェクターなどの投影型ディスプレーは注目に値する。

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