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鵜飼育弘のテクテク見聞録

曲面に電子回路を形成、印刷プロセス新技術

応用物理学会春季学術講演会報告

  • 鵜飼 育弘=Ukai Display Device Institute 代表
  • 2017/04/21 05:00
  • 1/5ページ

1. はじめに

 第64回応用物理学会春季学術講演会がパシフィコ横浜で3月14日~17日に開催された。その中から筆者が興味を持った講演を10回にわたって報告する。6回目の今回は、「プリンテッドエレクトロニクスにおける有機トランジスタの現状と課題」と題したシンポジウムから、山形大学 有機エレクトロニクス研究センター センター長、卓越研究教授の時任静士氏の講演を報告する。

2. フレキシブル、印刷、有機エレと山形大学の取り組み

 時任研究室では、「有機エレクトロニクス」「プリンテッドエレクトロニクス」「フレキシブルエレクトロニクス」をキーワードとして、材料創製からデバイス高性能化、製造プロセス開発までを一体的に開発することで技術開発を加速し、新しいイノベーション創出を目指している(図1)。

図1 研究対象領域
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 同研究室では、有機半導体材料を用いた電子デバイスの開発や、印刷プロセスを使った電子デバイスの製造技術開発、およびそれらに関連した機能性材料の研究開発を行っている(図2)。有機半導体は薄くて軽い、曲げられるなどの特徴を持っており、例えばヘルスケアセンサーなどの新しい電子デバイスへの応用が期待されている。また、印刷技術は、低温で大面積なシート基板に電子デバイスを作製できるため、産業的にも非常に重要な技術と位置付けられている。

図2 研究室の研究開発状況
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