このため、新市場の開拓や新商品の開発に取り組んだ事業者の成功事例や失敗事例を分析しつつ、事業者の目線に立って経営課題と解決策を分かりやすくまとめ普及を図ることで、成長戦略の『見える化』を推進する。また、飛躍を目指す中堅・中小企業・小規模事業者に対するニーズに応じたきめの細かい経営支援体制を強化するとともに、中小企業・小規模事業者に対する地域金融機関による積極的な経営支援を促進する。」
「新市場の開拓や新商品の開発に取り組んだ事業者 (中略) の目線に立って経営課題と解決策を分かりやすくまとめ」るとありますが、残念ながら筆者はこの点に関する施策には関与しておりません。しかし、知財戦略以前の問題として、下請け脱却のメカニズムをセオリー化することは多くの下請企業にとって1つの示唆ともなることでしょうから、筆者なりにこれを考えてみたいと思います。