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HOME新産業異業種連携カルビーが小さなメーカーと組めた理由 > ワイヤーカットで切れ味実現!ノウハウ生かしカルビー流「ギザギザ」に挑む

カルビーが小さなメーカーと組めた理由

ワイヤーカットで切れ味実現!ノウハウ生かしカルビー流「ギザギザ」に挑む

  • 日経テクノロジーオンライン編集部
  • 2017/02/14 05:00
  • 1/4ページ
前回のお話:揚げたてポテトチップスが食べられると大人気のカルビーのアンテナショップ「カルビープラス」。この事業を立ち上げた同社BtoC事業部の関口浩さんには悩みがあった。店舗でジャガイモをスライスする作業が従業員の大きな負担になっていたのだ。2016年春、関口さんはネットサービスの「リンカーズ」を利用して、ジャガイモを自動スライスする機械の開発メーカーを探そうと考えた。
▼前回:求む自動スライサー! 揚げたてポテチで大人気「カルビープラス」の悩み

 カルビーの関口さんが厚切りポテトチップス対応の自動スライサーの開発要件をまとめて、開発企業のマッチングサービス「リンカーズ」にポストしたのは2016年の4月上旬。その後、4月末までの締切で応募は合計36件もあったという。そこで関口さんらはこの36件の応募内容を精査。受注候補企業を3社に絞った。そのうちの1社が今回、受注を獲得した埼玉県川口市の食品加工機械メーカー、ドリマックスだった。

ドリマックス代表取締役の松本英司さん
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 ドリマックスとカルビーの案件を結びつけたコーディネーターは、埼玉県さいたま市のさいたま市産業創造財団 支援・金融課の齋藤昭彦さんだ。同財団はさいたま市の中小企業支援センターで、市内企業の経営支援や産業振興を使命とする。リンカーズのコーディネーター活動も、中小企業診断士の資格を持つ齋藤さんのほか支援・金融課のメンバーや技術士の資格を持つ外部のコンサルタントなどの協力を得ながら、財団の活動の一環として従事している。

 「要件を見たときにピンときたんです。この案件はドリマックスさんがぴったりじゃないかと」と、齋藤さんは振り返る。ほかのメンバーにも相談したところ「ドリマックスが最適」で意見が一致したという。ドリマックスの現在の本社は川口市で本来、財団の支援の範疇外だが、もともとはさいたま市に本社があり、以前から付き合いがあったのが幸いした。「(さいたま市産業創造財団には)新しいことをやろうとしている漬物屋さんを紹介してもらい、最初の商談は一緒に行ってくれるなど、以前から熱心に支援していただいていた」(ドリマックス代表取締役の松本英司さん)という。

 ドリマックスは業務用の食品加工機械メーカー。野菜や果物、肉、魚をカットする機械を中心に、食品メーカーや食品加工業などの工場向けには大型機械を、外食産業や食材販売店などの店舗向けには中小型機械を開発・販売している。カスタマイズは引き受けるものの、基本的に商品ラインアップを揃えて提供していくというスタイルだ。

ドリマックスの開発工房
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