中村 大介(なかむら・だいすけ) 高収益化支援家、弁理士
中村 大介(なかむら・だいすけ) 高収益化支援家、弁理士
[画像のクリックで拡大表示]

 長かった梅雨も明け、太陽がギラギラと輝き始めました。これからお盆。それが過ぎれば、夏も終わりに向かいます。読者の皆さんがこれを読まれるのは、夏休みの間でしょうか。素敵な休日をお過ごしください。

 さて、私は、諸般の事情により夏休みを短くして、代わりに秋休みを取ろうと計画しています。今年の上半期はシャカリキに働きましたので、その分しっかり休もうかと…。

 私は、夏休みを含め休みというものは、非常に大事だと思っています。かつて、働き過ぎて体調を悪くしたことがあるからです。若いころや弁理士試験の前などは、夜遅くまで働いたり勉強したりと、ずいぶん無理を重ねました。

 今となればお恥ずかしい話なのですが、特に若いころはたくさん時間を使うことによって何らかの成果を上げたいと考えていたように思います。どうやれば成果が上げられるかよく分からなかったために、時間を使って何とかカバーしようとしていたのかも知れません。そんな「時間投入型」努力がある時、実を結ぶことに。結果、「時間投入型」努力にますます拍車がかかったこともありました。

 一方で、投入時間と成果が比例しない経験もしました。そうこうしているうちに徐々に、投入時間と成果は無関係ではないものの関係性が薄く、むしろ成果は物事を「俯瞰的・全体的」に考えることと強い相関があると分かるようになったのです。

 ここで、俯瞰的・全体的に考えるとは、どのようなことでしょうか――。時間の使い方を例に説明しましょう。