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HOMEスキルアップトヨタに迫れ!検図の極意 > なぜ「DRBFM」を使うか分かりますか?

トヨタに迫れ!検図の極意

なぜ「DRBFM」を使うか分かりますか?

第3回 フロントローディングのツール

  • 中山聡史=A&Mコンサルト 経営コンサルタント
  • 2017/03/17 05:00
  • 1/2ページ
中山聡史=A&Mコンサルト 経営コンサルタント
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 前回紹介しきれなかった「フロントローディング開発プロセス」に必要なツールを、もう少し説明していきたいと思います。

 問題の未然防止活動として「DRBFM(Design Review Based on Failure Mode)」というものがあります。トヨタ自動車が確立したものですが、今や自動車メーカーだけではなく、さまざまな業界で使用されているため、少なくとも耳にしたことがある人は多いでしょう。このDRBFMも、フロントローディングを実践するために必要なツールとなります。

 DRBFMの定義は次の通りです。

「設計の変更点や条件・環境の変化点に着眼し、心配事項の事前検討を設計者が行う手法。DR(Design Review /設計審査)を通し、設計者が気付いていない心配事項まで洗い出すという特徴もある」──。

 DRBFMを実行する前には、準備内容として「変化点管理」が必要となります。その変化点を基に心配事項を検討していくのです。

 現在の設計は「流用設計」が基本となっています。自動車開発でも元のモデルや標準品、モジュールなどがあり、それらを組み合わせることで新たな製品を生み出しています。こうした中で最も注意すべきは、流用元や標準から「何が変わったか」という点です。市場に製品を出した時に最初に不具合が発生する部分は流用した部分ではなく、新規に設計した部分、もしくは新たに組み合わせた部分だからです。

 もちろん、流用元に不具合がないことが前提ですが、新規の部分(新規に設計した部分や、新たに組み合わせた部分)に注力するために、「何が変更されたか」を管理しておく必要があります。そのために「変化点管理」が必要なのです。

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