変化点管理とは?
では、変化点管理の一部を紹介しましょう。
[1]部品の機能
[2]流用元部品内容
[3]新規設計部品内容
[4]変更点と変更内容(変更目的)
これらの4つの項目を最低限管理して設計を進める必要があります。変更点管理ができていれば、後は心配事項を挙げ、対策案を検討するだけです。
DRBFMの構成は次のようになります。
[1]構成部品の確認
[2]変更点に着目
[3]変更に関わる心配点(故障モード)の検討
[4]心配点の原因
[5]影響度、重要度
[6]DR
[7]設計工程、評価工程、製造工程への反映
[8]実施項目の内容検討
変更点管理ができていれば、[3]の変更に関わる心配点(故障モード)の検討からスタートすることができます。
DRBFMは故障モードを予測することが最も難しく、かつ経験が必要となる部分です。故障モードを検討するほどノウハウが蓄積し、その先を予測しやすくなります。そして、それは全て会社の財産となります。
DRBFMの導入を検討している企業は、まずは実施してみてください。すぐには定着しないかもしれませんが、継続していくことにより、必ず設計品質は向上していきます。