トヨタは5月の合計販売台数が11万2800台(同9.6%増)だった。4月に発売した新型カローラは、外観デザインと内装を一新した。同車は5月に3万2100台が販売され、対前年同月比で17%増と好調だった。また、SUV車のRAV4は5月に1万2300台が販売された。しかし、1~5月の販売台数の増加率では、同社は日系4社の中では一番低い4.5%だった。

中国で販売台数が大幅増の新型カローラ
中国で販売台数が大幅増の新型カローラ
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 日産は、5月の販売台数が11万2085台だった。トヨタよりわずか715台少ない。増加率は5.7%だった。2016年日系メーカーの車の中で販売台数が一位となった「軒逸」(日本名:シルフィ)は、5月に2万1636台が販売され、対前年同月比で20%増とセダンの販売ランキングの上位に入った。また、1~5月の販売台数の合計は、53万1756台で日系4社の中で最も多かった。

2016年で日系車販売1位、新型投入で5月に20%増とみせた「軒逸」(シルフィ)
2016年で日系車販売1位、新型投入で5月に20%増とみせた「軒逸」(シルフィ)
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 マツダは、5月の販売台数が2万5093台で、増加率が日系4社のなかで最も高い27.9%を獲得した。販売されたなかではアクセラが1万1100台で、全体の約半分を占めた。

5月にマツダの販売台数の約半分も占めていたアクセラ
5月にマツダの販売台数の約半分も占めていたアクセラ
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