中国・工業情報化部は新エネルギー車と駆動電池の認定製品として、2017年6月2日に計92社の309製品を公表した*1。今年に入って実に5回目の発表で、今回を合わせた5回で計155社の1782製品を認定した形だ。
背景に奨励金目当ての不正目論む企業
今回認定した309製品のうち、電気自動車(EV)は83社の264車種、プラグインハイブリッドカー (PHEV) は24社の42車種、燃料電池は3社の3製品だった。
中国では、政府が認定した新エネルギー車にの開発企業に中央政府と地方政府が奨励金を与える仕組みとなっている。しかし、この奨励金を目当てにした不正を目論む企業が多数あったため、中国政府が2016年6月にこれまでの認定を全て取り消した*2。2017年1月から再認定の結果を逐次に公表している。