マツダは、2月3日に中国での販売実績を公表した。中国での二つの合弁会社「一汽馬自達」と「長安馬自達」は2017年1月に合計2万4994台を販売し、前年同期比では3.7%減だった。

馬自達(中国)が1月の販売実績を公開した
馬自達(中国)が1月の販売実績を公開した
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 このうち、一汽馬自達は1万2403台を販売し、前年同期比で93%の大幅増となった。2016年に投入した新型「アテンザ」と「CX-4」が単月販売実績の最高台数を更新したためだ。一方、長安馬自達は1万2591台販売し、前年同期比で35.5%減となった。

 馬自達(中国)の渡部宣彦董事長は「1月には春節の大型連休に当たって実動日数が少なかったことと、主力車種の『アクセラ』の新型発売日(2月14日)が近づいて、消費者が購入を控えたためだ」と、販売台数の下落の原因を分析している。また、やはり長安馬自達が生産・販売している「CX-5」と「CX-3」も2017年内にモデルチェンジを予定している。

 ちなみに、マツダのアクセラは2016年に中国で13.2万台を販売し、中国で最も売られた日系自動車の10位にランクインしている(関連記事:2016年、中国で最も売れた日本車は日産「軒逸」)。