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 中国互聯網信息中心(CNNIC)は2017年1月22日、第39回「中国互聯網発展状況統計報告」(中国インターネット利用状況統計)を公表した。報告書によると、2016年に中国でインターネットを利用しているユーザは、7億3100万人に達したという。これは欧州の総人口に相当する人数だ。インターネットの普及率は53.2%となった。

 最大の特徴は、モバイル端末での利用者が6億9500万人にもなることだ。全ユーザの95.1%をモバイルが占めることになる。利用しているサービスを見ると、SNSサービスが6億3800万人、ニュース閲覧が5億7100万人、音楽が4億6800万人、ビデオ視聴が4億9900万人、各種料金の支払いが4億6900万人、ネット・ショッピングが4億4100万人、ゲームが3億5200万人。これら7分野のサービスは5割以上のユーザが利用しているという。

 ネット経由のタクシー予約者は2億2500万人と、2016年上半期より6613万人増加した。増加率は41.7%。私有車の有料同乗サービスのモバイルを使った利用者も1億6800万人となり、半年間で4616万人を増加した。こちらの増加率は37.9%。

 企業でのパソコンとインターネットの普及率は、それぞれ99.0%と95.6%に達した。インターネット販売と部品調達もそれぞれ45.3%と45.6%となった。

第39回「中国互聯網発展状況統計報告」へのリンク