2016年2月5日に発売するミニバン「オデッセイ アブソルート」
図1 ホンダが2016年2月5日に発売するミニバン「オデッセイ アブソルート」
[画像のクリックで拡大表示]
フロントビュー
図2 フロントビュー
[画像のクリックで拡大表示]
サイドビュー
図3 サイドビュー
[画像のクリックで拡大表示]
リアビュー
図4 リアビュー
[画像のクリックで拡大表示]

 ホンダは2016年2月5日に、ミニバン「オデッセイ」「同アブソルート」のハイブリッドモデルと、現行モデルに一部改良を加えたガソリンモデルを発売する(図1~4)。ハイブリッドモデルは、同社の上級ミニバンとしては初めて同社の2モーター式ハイブリッド機構「i-MMD」を搭載するモデル。JC08モードでの燃費が24.4~26.0km/L(型式による)と優れた点が一つの特徴となっている。

 同社によれば、競合車種はトヨタ自動車のミニバン「アルファード」「ヴェルファイア」「エスティマ」や日産自動車の同「エルグランド」。それらトヨタ3車種のハイブリッドモデルの同燃費は順に、19.4、19.4、18.0km/L。車格が少し下のトヨタのミニバン「ノア」「ヴォクシー」では同燃費はいずれも23.8km/Lで、オデッセイの新しいハイブリッドモデルはそれらに勝る。

 ホンダで現在、i-MMDを搭載しているのはセダン「アコードハイブリッド」。オデッセイのハイブリッドモデルでは、i-MMDに使うモーターやPCU(パワー・コントロール・ユニット)、電池といった主要部品の小型・軽量化を図った(関連記事)。モーターでは、出力やトルクも向上している。

 一方、一部改良したガソリンモデルでは、運転席に大型のアームレストを採用するとともに、シャープのプラズマクラスター技術を搭載したエアコンなどを装備して商品の魅力向上を図ったという。また、安全運転支援システム「ホンダセンシング」を全グレードで選択可能とした(アブソルートは標準装備)。

 ハイブリッドモデルが搭載するエンジンは、排気量2.0Lの直列4気筒アトキンソンサイクルエンジン。最高出力は107kW/6200rpm、最大トルクは175N・m/4000rpm。一方、モーターは永久磁石埋め込み(IPM)型の3相交流モーターで最高出力は135kW/5000~6000rpm、最大トルクは315N・m/0~2000rpm。電池はリチウムイオン電池で容量は1.3kWh。