三菱自動車は、小型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)の新型「エクリプスクロス」を、2018年3月に日本で発売する。同社の主力SUV「アウトランダー」のプラットフォームをベースにクーペタイプの外観に仕上げた。

 パワートレーンは、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンを用意する。日本ではまずガソリンエンジン車を発売し、その後、ディーゼルエンジン車を追加する予定である。

 排気量1.5Lの直噴ターボガソリンエンジンは新たに開発したもので、変速機はCVT(無段変速機)を組み合わせる。排気量2.2Lのディーゼルエンジンは、アウトランダーなどに搭載しているものを改良した。これに組み合わせる8速AT(自動変速機)は新たに開発した。

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 エクリプスクロスは同社の岡崎製作所(愛知県岡崎市)で生産し、世界の約80カ国で販売する計画。2017年10月から欧州、同年11月から豪州(ニュージーランドを含む)に出荷しており、同年12月下旬には米国への出荷を開始する。2019年度には中国での販売も計画する。