マツダの3列シートの新型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「CX-8」では、SUV「CX-5」でも採用していた排気量2.2Lのディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」を改良して採用した(図1)。多人数乗車かつ同社最大の車格(全長4900×全幅1840×全高1730mm、車両重量1790~1900kg)でも、十分なパワーを確保し燃費の悪化も抑制するためだ。その最大トルクと最高出力は、450N・mと140kW。いずれもCX-5の420N・m、129kWから大きく向上している(図2)。JC08モード燃費も、CX-5のFF(前置きエンジン、前輪駆動)車に迫る17.6km/L(FF車の場合)を達成。エンジンの改良によって、CX-5よりも車両重量が約200kg増えているマイナス面をカバーした。

図1 改良したディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」
図1 改良したディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」
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図2 SKYACTIV-D 2.2のトルクと出力
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