ホンダは2016年8月25日、26年振りに全面改良した新型スポーツカー「NSX」の日本仕様車を発表した(図1)。左右の前輪を独立に駆動可能なツインモーターユニットと、後輪を駆動するエンジンとモーターを組み合わせた3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」搭載のハイブリッド車(図2)。米国仕様車との最大の違いはルーフの素材に炭素繊維強化樹脂(CFRP)を採用していることだ。価格は2370万円(税込み)で、受注開始は同25日、発売は2017年2月27日としている。

ホンダの新型スポーツカー「NSX」を紹介する同社社長の八郷隆弘氏
図1 ホンダの新型スポーツカー「NSX」を紹介する同社社長の八郷隆弘氏
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新型NSXに搭載した3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」
図2 新型NSXに搭載した3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」
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 搭載するエンジンは、新規に開発した最高出力373kW、最大トルク550N・mの3.5LのV型6気筒直噴ツインターボエンジン。搭載するモーターは、前輪側が最高出力27kW、最大トルク73N・mのツインモーターユニットと、後輪側が最高出力35kW、最大トルク148N・mのエンジンのクランクシャフトに直結されたダイレクトドライブモーターである。