フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ)は2017年4月27日、部分改良した小型車「up!」を日本で発売した。エントリーグレード「move up!」(2ドア、4ドア)と上級グレード「high up!」(4ドア)の通常グレードに加えて、オーディオブランド「Beats」とコラボレーションした「up! with beats」やルーフと外装色が異なるツートンカラーを採用する「roof up!」といった限定車も用意した。価格は158万7000円(税込み)から。

部分改良した小型車「up!」
部分改良した小型車「up!」
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 部分改良のポイントは、若者を意識したデザインや装備を取り入れたこと。従来モデルでは、若者よりも年配の購入者の比率が高かったため、「若者にも売れるクルマを意識」(同社)したとしている。

 そうした装備の1つが、スマートフォン(スマホ)との連携を強化したインフォテインメントシステム「Composition Phone」(4ドアのmove up!とhigh up!ではオプション設定、限定車では標準設定、2ドアのmove up!には設定なし)。専用の5インチカラーディスプレーに加えて、スマホのホルダーが付いており、専用ディスプレイからもスマホからも操作できる。スマホとの通信にはBluetoothを使う。スマホの画面にナビゲーションの地図や駐車場の空き情報などを表示させたり、スマホの音楽を車載スピーカーで聞いたり、USBを介してスマホを充電したりすることが可能だ。

専用アプリでスマホの画面にナビゲーションを表示できる
専用アプリでスマホの画面にナビゲーションを表示できる
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