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5G用語辞典

MuLTEfire

マルチファイアー

  • 中道 理
  • 2015/08/20 10:26
  • 1/1ページ

非免許の周波数帯(アンライセンスバンド)を使って単独で動作するLTEシステムの呼称。米Qualcomm社が開発を進めている。無線LANと同じような使い勝手でLTEの性能が得られるとしている。周波数帯としては無線LANで利用されている5GHz帯を使うことをまずは想定しているとみられる。

 現在、移動通信の標準化団体「3GPP」では、LAA(licensed assisted access using LTE)と呼ぶアンライセンスバンドを使うLTEシステムの検討が進んでいる(Qualcomm社は3GPPでの検討前にこの方式の開発を進めており、「LTE-U」と呼んでいる)。LAAは、免許帯域を利用するLTE通信をしながら、アンライセンスバンドのLTE通信をボーナス的に使う方式である。このため、ライセンスバンドのLTEの接続が必須となる。

 MuLTEfireは、LAAとは異なり、アンライセンスバンドだけでLTEの通信を行うことを想定している。移動通信事業者がMuLTEfireの基地局を自社の網につなぎ込み、ライセンスバンドのLTEと合わせた形でサービスを提供できる他、無線LAN(Wi-Fi)のシステムのように、企業やインターネットサービス事業者、ケーブルテレビ事業者、スタジアムの運営者などが自由に基地局を設置できるような仕様になっているという。SIMカードを使って認証する場合と、SIMカードなしに通信できる場合の両方に対応する。LAAと同様に同じ帯域で無線LANと共存できるように配慮しているという。

関連URL:Qualcomm社のサイト(https://www.qualcomm.com/news/onq/2015/06/11/introducing-multefire-lte-performance-wi-fi-simplicity

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