一般に「ミニブログ」と呼ばれる米Twitter Inc.のWebサービスである。利用者は,1件当たり最大140文字でブログのように記事を投稿可能で,事前登録した(「フォローする」と呼ぶ)他の利用者の投稿記事を時系列で一覧できる。記事の多くはその時に体験したことなどを“つぶやく”程度のもの。2009年8月には,このつぶやきに位置情報を付加できるようにすることをTwitter社が明らかにした。

 米調査会社のThe Nielsen Co.によれば,米国内での利用者数は2009年6月に2095万人。前年同月から約20倍に増えた。投稿や交流の手軽さに加え,主要メディアや著名人が情報発信に使いだしたことが追い風になった。オバマ米大統領が選挙戦で利用したほか,最近は,イラン大統領選後の混乱の中で民衆の情報発信手段になるなど,世界的にも存在感が増している。